オートレースには【ハンデ】というルールがあります。
公営競技の中で技量が違う選手同士のレースで【ハンデ】を採用しているのはオートレースだけなので、【ハンデ】はオートレース独特の特徴といってよいと思います。
オートレースにおけるレースの種類
オートレースには、今回ご紹介する【ハンデ】を採用した『ハンデレース』とハンデがない『オープンレース』の2種類があります。
【オートレース】ハンデの決め方
オートレースではクラス・実力によってハンデが付きますが、どのようにクラスを決めているのかご紹介します。
ハンデを決めるクラス分け
オートレースでは、半年毎に成績を基にクラスが分けられます。
〇A級・・・成績49位~280位
〇B級・・・281位以下
直前成績でも変わるハンデ
新人はB級からのスタート
どんなに成績が良くても、デビューから1年間はB級選手としてレースに出ることになります。
【オートレース】のハンデとは?
オートレースでは、スタートラインを0mとして10m毎にスタートラインが引かれています。
実力に応じて10m毎にハンデが付き、最高で110mのハンデが付き、実力最上位のS級選手が格下の選手と同じレースをする場合には大きなハンデが与えられます。
画像でいえば、
ハンデ0m・・・①番選手・②番選手・③番選手
ハンデ10m・・・④番選手・⑤番選手・6番選手
ハンデ20m・・・⑦番選手・⑧番選手
となります。
同じハンデ線からのスタートでも、より外側の選手が格上の選手になります。
【オートレース】ハンデによって変わる予想!
ハンデが10m毎に代わることは説明しましたが、10m変わると何が変わるのでしょうか?
ハンデの10mは時間換算して、おおよそですが0.01秒と考えます。
試走タイムにハンデを組み込む
10mのハンデで0.01秒タイムに上乗せすると考えると、以下のようなタイムの場合はどうなるだろうか?
1号車ハンデ0mで試走タイムが3.50だった場合【3.50(試走タイム)+0(ハンデ)】=想定競争タイム3.50
2号車ハンデ10mで試走タイムが3.49だった場合【3.49(試走タイム)+0.01(ハンデ)】=想定競争タイム3.50
3号車ハンデ50mで試走タイムが3.43だった場合【3.43(試走タイム)+0.05(ハンデ)】=想定競争タイム3.48
一番ハンデが多い3号車ですが、試走タイムが良くハンデを含めても1着になるということが想定できる。
また、2号車・3号車は同着でゴールするという予想が出来ることになる。